オリジナルスマホケースを作るときは著作権に注意!気をつけたいポイントを解説 - ヨツバ印刷

オリジナルスマホケースを作るときは著作権に注意!気をつけたいポイントを解説

オリジナルスマホケースを作るときは著作権に注意!気をつけたいポイントを解説

「オリジナルスマホケースを作りたいと思っているが、著作権を気にする必要があると聞いた」
「何も考えずにスマホケースを作ると著作権を侵害していることがあるって本当?」
オリジナルスマホケースの作成を考えている方はいらっしゃいませんか?
毎日使うスマホは、当然人目にふれることも多いです。
スマホケースにオリジナリティがあるとおしゃれに見られますし、何より自分が使っていて楽しいです。
しかし、オリジナルスマホケースを作成したときに、著作権を侵害している場合があるのをご存知ですか?
著作権を侵害することは軽く考えられがちですが、実は重い罰則もあり、大きな問題に発展することもあります。
作成する前に著作権を侵害しているケースについて学んでおくべきです。
今回は、オリジナルスマホケースの作成と著作権について解説します。

そもそも著作権とは

著作権とは、本や音楽などの創作物を作った人が持つ権利で、法律により保証されています。
例えば有名な音楽家の曲をそのまま自分の名前をつけてCDで販売すると、その音楽家は売上が下がるだけでなく、自分が作ったという誇りも奪われます。
このようなことを防ぐために法律で著作者の権利が保証されているのです。
主な著作物としては本、音楽、絵画、建築、写真、映画、模型などがあります。
形がなくても、日本舞踊などにも著作権があります。
また、著作権には期限があり、基本的に著作者の死後70年で著作権がなくなります。
例えば何百年も昔のクラシック絵画は基本的に自由に創作に使えます。

著作権の侵害は軽いことではない

著作物を、著作者に許可をもらって、その許された範囲で使うのは問題ありません。
しかし、許可なしだとお金のやり取りがあれば著作権の侵害にあたります。
著作権を侵害すると、民事と刑事双方で対処されます。

民事

民事では4つの措置があります。
著作者はまず侵害した人に差止請求ができます。
差止請求は名前の通り、侵害した人の作品を差し止めることの請求です。
本であれば販売した本を全て回収することが必要です。
損害賠償の請求も行えます。
もし侵害されていなかったら得られたであろう利益を推定し、その額を損害賠償として請求できます。
不当利得の返還も請求できます。
不当利得とは、著作権を侵害することで得られた利得です。
侵害の事実を知らない場合は、使ってしまった分を除いて残りを返還しますが、知っていた場合は全額とその利息分を返還します。
名誉回復の措置といって、傷つけられた名誉を回復するために必要なことを行うことも請求できます。
具体的に、名誉が傷つけられた場合は、その回復のために謝罪会見などを請求できます。
これらの請求はどれか一つではなく、求めれば4つ全て請求できます。
悪気がなくても大事(おおごと)になってしまうので、著作物の扱いには十分な注意が必要です。

刑事

刑事上では、著作権侵害は親告罪です。
親告罪は被害者が告訴した場合に罪が問われる犯罪です。
原則は10年以下の懲役または1000万円以下の罰金が罰則です。
軽い気持ちで著作物を使っただけでも、場合によっては犯罪者になってしまします。
下でオリジナルスマホケース作成における著作権についてご紹介しますが、この件に限らず人の著作物を使用するときは十分に注意してください。

オリジナルスマホケースと著作権

オリジナルスマホケースを作成する場合、人の創作物を使うときは著作権を気にしましょう。
私的利用する場合は著作権の侵害にはあたりません。
自分用のスマホケースを作る場合は問題ないということですね。
他人にあげる場合は、お金をとらなければ基本的に侵害にはあたりません。
著作権を侵害する可能性があるのは営利目的の著作物の利用です。
例えばアニメキャラを使って、自分でデザインをしたオリジナルスマホケースを作るとします。
これを自分用に使うなら問題ありませんが、他人に売りつけると著作権の侵害にあたります。
友達一人に頼まれてデザインしてあげた場合でも、お金が動くと問題になります。
場合によっては上で書いたような罰則や請求が行われるので、絶対にないようにしてください。
上でも書きましたが、著作権の侵害はあくまで著作者に無許可で使った場合に限ります。
許可があれば侵害ではないので、著作者が許す範囲であれば自由に作成できます。
また、場合によっては著作者が著作権を放棄していることもあるので、一度確認してみてください。

まとめ

今回はオリジナルスマホケースと著作権についてご紹介しました。
著作権を侵害すると民事上でも刑事上でも様々な罰則があります。
悪気の有無は関係ないので、絶対に侵害しないようにしましょう。
著作権を侵害しないためには、私的利用のために著作物を利用するか、著作者の許可をもらう必要があります。
アニメキャラなどは著作権を法人が持っていることもあり、許可をもらうのが大変です。
友達にデザインを頼まれても、基本的には自分で利用する分にとどめておく方が良いでしょう。
当社ではオリジナルスマホケースに関するご相談を随時受け付けております。
様々な素材をご用意しており、多様なデザインにも対応しています。
興味がある方は、ぜひ一度当社にご連絡いただくか、ホームページをご訪問ください。
最後まで見ていただきありがとうございました。

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