スマホのバッテリーが劣化する原因と交換についての基礎知識を解説します!

スマホのバッテリーが劣化する原因と交換についての基礎知識を解説します!

「最近、スマホのバッテリーの持ちが悪い」
「何もしていないのに、突然スマホの電源が消えてしまう」
上記のような症状が現れている方は、スマホのバッテリーが劣化している可能性があります。

そこで今回は、スマホのバッテリーが劣化しているサインや、長持ちさせるコツをご紹介します。
スマホのバッテリーを交換する際の費用相場についても、キャリア、メーカー、修理専門店の3つに分けてご紹介しておりますので、是非最後までお読みください。

こんな症状が出たらバッテリー交換!

以下の3つのような症状が出た場合は、バッテリー交換のサインです。

1:フル充電の状態からバッテリーがあっという間に減ってしまう

朝、家を出る前は充電100パーセントの状態だったのに、昼にはもう20パーセントしかないと感じた経験はありませんか。
スマホの充電が満タンの状態から急速に減るようになった場合は、バッテリーが劣化している証拠です。

スマホに内蔵されているリチウムイオンバッテリーには、充放電サイクルというバッテリーの寿命の目安があります。
充放電サイクルの1サイクルは、「バッテリー容量を100パーセントまで充電しそれを全部使い切る」です。

サイクルの数が500回を超えたあたりからバッテリーの劣化のスピードが速まり、バッテリーの残量が一気に減るようになってしまいます。
バッテリーの健康状態はiPhoneの設定から確認できますので、充電の減りが速いと感じた方は一度確認してみてはいかがでしょうか。

2:不自然にスマホが発熱する

バッテリーの劣化が進んでしまうと、不自然にスマホが発熱することがあります。
発熱している状態で放置していると、バッテリー内部でガスが発生し、バッテリーの膨張や発火の原因になってしまうため非常に危険です。

発熱のタイミングは充電中や容量の大きいアプリを起動した際などが多く、バッテリーに負荷がかかればかかるほどスマホを持つ手に熱が伝わるほどの熱さになってしまいます。
いつ発火するかは誰にも見当がつかないため、早めにバッテリーを交換しましょう。

3:勝手に再起動やシャットダウンする

スマホの操作を何もしていないのに、勝手に電源が切れてしまったり、アプリが停止してしまう症状も、バッテリーの交換時期が近づいているサインです。
上記の症状は、バッテリーが劣化することで起こる電圧の低下が原因と考えられます。

バッテリーの電圧が弱くなってしまうと、流れる電流のパワーも下がり、その結果スマホが動くために必要なエネルギーが供給されなくなってしまうのです。

スマホのバッテリーが劣化してしまう原因とは?

スマホのバッテリーが劣化してしまう原因として真っ先に思いつくのは経年劣化ですが、それ以外にも以下のようないくつかの原因があります。

フル充電のまま充電を続けている

充電が100パーセント溜まっているにもかかわらず充電を続ける状態を過充電と言い、スマホのバッテリーに悪影響を及ぼします。

就寝前にスマホの充電を始め、起床するまでずっと充電を続けている方は多いのではないでしょうか。
その行為はスマホのバッテリーの劣化を速めてしまいますので、できる限り避けましょう。

充電中にスマホを操作している

充電がなくなってしまっても、スマホで操作したいことがある場合は、充電中にもスマホを操作してしまいますよね。
ただ、スマホの充電と操作を同時にしてしまうと、スマホに大きな負荷をかけることになり、もちろんバッテリーの劣化も速まってしまいます。

こまめに充電している

家にいる際はスマホをいつでも充電できる環境にあるため、こまめに充電する方もいらっしゃると思います。
ただ、十分に充電された状態であるにもかかわらずこまめに充電してしまうと、過充電の状態になる可能性が高いので注意が必要です。

スマホケースをつけたまま充電している

スマホケースをつけたまま充電していると、充電中にスマホケースの影響で熱が篭りやすくなり、バッテリーが高温になってしまいます。
充電のたびにケースを取り外すことは面倒ですが、スマホが発熱しバッテリーの劣化を速めてしまいますので、できる限りケースは外して充電しましょう。

スマホのバッテリーを長持ちさせる方法とは?

スマホのバッテリーを長持ちさせるためには、以下の4つの方法を試してみてください。

1:過充電と過放電を避ける

過充電とは充電が100パーセントにもかかわらずエネルギーを取り込もうとする状態を指し、過放電とは充電が0パーセントでもエネルギーを放出しようとする状態を指します。
この2つの状態はどちらも、スマホやバッテリーに大きな負荷がかかってしまいます。
過充電と過放電を避けるには、適切なタイミングでスマホを充電することが大切です。

2:充電中はスマホの利用を控える

スマホに使用されているリチウムイオン電池は、電気を溜めるほど内部の圧力が高まるので、充電中はどんどん圧力を高めている状態なのです。
そのため前述の通り、充電中にスマホを操作するとスマホに大きな負荷がかかってしまいます。

バッテリーを少しでも長持ちさせたい方は、充電中にスマホを操作するのは控えましょう。

3:バッテリーの消費が少なくなる設定を選ぶ

スマホの設定の中には、「省エネモード」と言ってバッテリーのヘリを少なくできるモードがあります。
このモードを選ぶと、充電の消費速度を緩やかにできます。
設定から簡単に省エネモードにできますので、是非やってみてください。

4:充電中はスマホケースを外す

スマホの充電中はただでさえ内部の圧力が高まり、発熱しやすい状態になっています。
さらにカバーをつけていると熱がこもりやすくなり、バッテリーの劣化が速まるだけでなく
スマホが発火して事故に繋がる恐れもあります。

何気ない行動でバッテリーの劣化を促進してしまわないよう、充電の際はなるべくスマホケースを取り外すようにしましょう。

スマホのバッテリー交換にかかる費用とは?

まず、スマホのバッテリー交換ができる場所は大手キャリア、メーカー、専門店の3つに分けられます。
ここでは、場所別にバッテリーの交換費用の目安をご紹介します。

キャリア

ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの順に、Androidスマホのバッテリーを交換する際の目安をご紹介します。

・ドコモ
ドコモは補償サービスに加入している場合に限り、上限3300円でバッテリーを交換してもらえます。
補償サービスに加入していない場合は、どの機種でも10000円前後かかってしまいます。

・au
auは補償サービスに加入している場合、上限5500円でバッテリー交換が可能です。
補償サービス以外の場合は、機種によって異なりますので事前に確認しましょう。

・ソフトバンク
ソフトバンクでは一律8250円でバッテリーを交換できるほか、補償サービスに加入していれば一律3300円でバッテリーの交換ができます。
お手持ちのスマホがGooglePixelだった場合は、なんと無料でバッテリーを交換してもらえます。

・楽天モバイル

楽天モバイルでは、バッテリー交換できる機種が楽天モバイルのオリジナル製品のみに限ります。
その他の機種は、メーカー修理になるので気をつけましょう。

メーカー

ここでは、SHARP、SAMSUNG、Googleの3つのメーカーの、バッテリー交換費用相場をご紹介します。

・SHARP
こちらは8000円から9000円ほどで、バッテリーの交換が可能です。
取り扱う主な機種は、AQUOSシリーズになります。

・SAMSUNG
即日でバッテリー交換が可能なGalaxyシリーズを扱うSAMSUNGは、12000円から13000円ほどでバッテリーの交換を受け付けています。

・Google

Pixelシリーズを扱うGoogleのバッテリー交換費用は、14000円から16000円ほどです。
純正パーツを使ったバッテリー交換ができます。

修理専門店

修理専門店はキャリアやメーカーと比べると、比較的安い価格でバッテリーを交換してくれます。
費用はおよそ5000円から10000円ほどと、機種や状態によって幅があります。
ただ、キャリアやメーカーによる下取りサービスが利用できない場合があります。

※上記のすべての価格は2023年3月時点のものです。値段が変更になる可能性がありますのでご了承ください。

まとめ

スマホの充電がすぐに減ってしまったり、充電中や大きいアプリの起動時に発熱してしまうという症状が現れた場合はスマホのバッテリーが劣化しているサインです。
過充電や過放電の状態を続けたりスマホの充電中に操作したりして、スマホに負荷をかけすぎてしまうことで、バッテリーの劣化が進んでしまいます。

スマホのバッテリーを長持ちさせるには、適切なタイミングで充電し、充電する際は熱がこもらないようにスマホケースを外すことが大切です。
バッテリー交換をお考えの方は、キャリアやメーカー、修理専門店の中から、ご自身に合ったサービスを選ぶようにしましょう。

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