iPhoneやiPadの除菌方法は？

スマホやタブレットを清潔に保ちたい

現代社会において生活には欠かせない存在となったスマートフォンは、常に携帯しているだけに汚れが溜まりやすくなっています。例えば外出時には駅の券売機、お買い物の時には紙幣やコインを触ったり、電車内のつり革やエスカレーターの手すりなど、
様々なものに触れている手で直接操作するスマホは放置しておくと雑菌やウイルスの温床にもなりかねません。
今年に入ってから新型コロナウイルスの流行などもあって、いつも以上に除菌に関しては気をつけたいところですよね。
そこで今日の記事では感染予防や除菌に役立つスマートフォンやタブレットの正しいお手入れ方法について解説いたします。
ぜひ参考にして皆様もお手持ちのスマホやタブレットを清潔に保ってくださいね。

スマホ、タブレットの掃除に必要なグッズは？

スマートフォンを清潔に保つ上で有効な掃除方法とは、スマホのお掃除専用のクロスで汚れをふき取るという事です。
これらは100均ショップなどでも簡単に安価で手に入れる事ができます。
スマホ用との表記はなくてもメガネ拭きや電子機器クリーニングクロスなどはスマホの掃除には有効で、これらは繊維が細かく柔らかい布ですので、乾いた状態でスマホを拭けばちょっとした汚れならばきれいに落とす事ができます。

アルコールを含むウェットティッシュや除菌シートはスマホのお掃除にはNG？

それではアルコールを含んだ除菌シートや消毒用のティッシュはスマホ、タブレットのお掃除には使用してはいけないのでしょうか？以前まではこれらはNGと見なされてきましたが、近年では世界的なウイルスの影響もあって、メーカーがこれらを用いてのお掃除を一部許容する発表をしています。その許容されたものとは一体どのような素材なのでしょうか？

iPhone＆iPadの正しいお掃除方法は？

Apple社によると下記のような薬品、アルコール類はスマホ、タブレットのお掃除に用いても良いようです。
（NG項目についてもご参照ください）

70%イソプロピルアルコール含有ワイプ、クロロックス除菌ワイプを用いてiPhoneの表面をやさしく拭いても良い。
漂白剤 (ブリーチ) の使用は不可。
湿気や水分が開口部に入り込まないよう注意する事。
洗剤の中にiPhoneを浸してはいけない。

※上記のイソプロピルアルコールとは、工業用の洗剤、メガネレンズやDVDクリーナーとして利用されているアルコールの一種です。クロロックスは主にアメリカで普及している漂白剤で、日本では馴染みがないものの通販等で入手可能。
これまではiPhone、iPadのお手入れには「やわらかい布を用いて汚れを拭き取る」または、「温かい石鹸水に浸した柔らかい布を用いて拭き取る」のみだったところ、新型コロナウイルスの世界的流行を受けて、Appleのホームページでも上記のように内容が変更されています。

消毒用アルコールシートをスマホのお掃除に用いる際の注意点

Apple社以外にもスマートフォンのメーカー各社はホームページ上で正しい除菌方法などを記載しており、
その中には消毒用アルコール除菌シートを使用しても良いというメーカーも存在します。
ただし、こういったアルコール除菌シートを使用する場合は表面コーティングの剥離、パネル結合面の劣化、開口部への湿気の流入、防水性能低下、接続端子の劣化などの危険がありますので、あくまでスマホの画面や本体の表面への使用にとどめておきましょう。特に充電端子の差し込み口などは水分やアルコールが侵入すると深刻な故障の原因にもなりかねないため注意が必要です。

手入れのしやすいスマホケース、タブレットケースは？

スマートフォンの本体に関しては上記のような方法が参考となりますが、スマホケースをつけておりそのままお掃除、除菌を行いたい場合は注意が必要です。
スマホケースの素材の種類によってはスマホ本体とは異なるNGがありますので、
素材の特性をよく理解してスマホケースの変色、劣化に繋がるようなお掃除は控えておいてくださいね。
基本的にはお手入れのしやすいスマホケースはハードケース、お手入れの難しいタイプは手帳型スマホケースです。
手帳型スマホケースの場合は多くは水分がNGですので乾いた布で汚れをふき取る、消しゴムを用いて汚れを落とすなどの方法以外、例えばアルコールを用いたりするお手入れはNGなので注意が必要です。
ハードケースの場合は比較的容易にスマホケース表面についた汚れを落とす事ができるでしょう。