
オーダーメイドのスマホケースは著作権に引っかかる?その概要と回避の方法をお伝えします。
自分好みのデザインにするためにも、スマホケースをオーダーメイドしたいという方はいらっしゃいませんか?
その中でも、自分の好きなキャラクターやアイドルを自分のスマホケースにして常に一緒に持ち歩きたいとお考えの方もいらっしゃるかと思います。
しかし、そういった際に注意していただきたいのが著作権です。
気づかずに作ったスマホケースが実は著作権を侵害していたということになっては、スマホケースが使えなくなるだけではなく最悪の場合損害賠償といった事態にもなりかねません。
では、著作権を侵害せずにスマホケースを作るためにはどういった点に気を付ければ良いのでしょうか。
今回はスマホケースのオーダーメイドの際に気をつけたい、著作権についてご説明します。
オーダーメイドと著作権
オーダーメイドのデザインを作る際に特に気をつけていただきたいのが、芸能人やアイドルといった有名人の写真をそのまま使うこと、自分の好きなブランドなどのロゴを載せること、お気に入りの漫画やゲームのキャラクターのイラストを使うことです。
こういったものには、著作者や本人に対して著作権や肖像権が発生していることが一般的です。
基本的に著作物については使用に関して著作権の保有者に対して利用許諾を得ておく必要があり、この利用許諾を得ずに作ってしまえば、オーダーメイドのものでも著作権侵害の恐れが発生します。
著作権の侵害が発生すると、侵害の停止を要求する差し止め請求、侵害から発生した損害に対する賠償請求、侵害から得た利益に対する不当利益返還請求が行われうるだけでなく、刑罰が科される可能性もあります。
また、パロディのような作品も著作権侵害の可能性があるため避けた方が良いでしょう。
著作権を侵害せずに作るために
それでも自分の好きなキャラクターをなんとか自分のスマホケースに反映させたいという場合は、そのモチーフとなるようなものにとどめておくことをおすすめします。
モチーフとは、そのキャラクターや有名人のイニシャルやイメージカラー、衣装などといった本人を直接想起させないものを指します。
直接載せられないのは残念ですが、好きなものをiPhoneケースに反映させることはできるのではないでしょうか。
今回は、スマホケースのオーダーメイドの際に気をつけたい著作権についてお伝えしました。
著作権をしっかりと守って、自分のお気に入りのケースを安心して作ることができると良いですね。